みなさん、こんにちは。
当blogではLM-EA7についてほとんど触れていませんでしたが、実は2016/12に購入しており使っておりました。
LM-EA7とは、SONYのデジタル一眼レフカメラでライカMマウントのレンズをオートフォーカス化するLM-Eのマウントアダプターです。
今回はLM-EA7において焦点距離設定を変更する方法をご紹介します。
LM-EA7では焦点距離の変更はF値を変えてシャッターを長押しすれば変わります。この利点は電子接点のないオールドレンズでも手ぶれ補正に対応し、さらにEXIFデータに焦点距離が残ります。
ただし初期設定では下記のように、いかにもライカレンズ用の焦点距離となっています。L/Mマウントのアダプターなので当たり前といえば当たり前なのですが、色々なマウントをL/Mマウントに変えてから使えば、ほとんどのオールドレンズがオートフォーカスになるのです。
TECHARTの公式ホームページには、「レンズデータの修正や、フォームウェアのアップデートが可能です。」とあるのですが、どこにあるのかよく分かりませんでしたが、ようやく見つけました。
初期設定では、
となっております。
しかし、オールドレンズ遣いにとっては、持っているオールドレンズに合わせて設定を変更したい。
そこで、TECHARTの公式ホームページのアプリ(データ設定のAndoroid APP)を使えば焦点距離データの変更も可能です。当該アプリではF値の設定変更もできると記載されていましたが残念ながら反映されませんでした。
ちなみに三四郎の設定値も紹介させていただきます。
気付かれたかもしれませんが、77mmの設定があるのは、ご存知のとおりFA 77mm Limited用です。
このLM-EA7の難点は、マクロヘリコイド同様、フランジバック部を繰り出すこと(4.5mm)でオートフォーカス化させるため、焦点距離が35mmぐらいまでは普通(ほぼ最短撮影距離から無限遠まで)に利用できますが、それ以上の焦点距離の場合は、ある程度フォーカスリングでピントを合わせてやってからオートフォーカスする必要があります。
しかし、マニュアルフォーカスに慣れた左手に任せれば比較的容易にピント合わせが可能なので、なかなかの優れものだと思います。
ただし、レンズ交換毎にF値を変更してシャッターを長押ししての設定変更は面倒なため、この間2台目のLM-EA7を購入してしまいました。
静物は拡大機能を使ってピントの追い込みをすれば良いですが、ポートレートの際はオートフォーカス機能が欲しくなりますよね。少し値は張りますが1台は持っていても損のない商品だと思います。
※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的な利用による使用感であり、商品の品質を保証するものではありませんので、マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。
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