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KMZ HELIOS-40 1.5/85 ー Bokeh Monster(ボケモンスター)

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KMZ HELIOS-40 1.5/85 M42 Mount
KMZ HELIOS-40 1.5/85
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今回、紹介するのは、ロシアンレンズであるヘリオス40 85mm F1.5です。
以前紹介したビオター75mm F1.5を模して造られたものと言われており「Bokeh Monster」とも評価されているレンズとなります。
金属製であり大きいレンズが使われていることからも重いレンズとなりますが、吐き出される画は、最新のレンズではなかなか味わうことのできないものとなります。ぐるぐるボケや暴れまくるボケを楽しんでみたい方には良いと思います。
HELIOS40は1950年から造られておりますが、最新型(HELIOS40-2)ではEFマウントやNikon Fマウントのものも作られております。今回のレンズはM39マウント(L39ではありません)であり、M39-M42変換リングで接続しましたが、無限遠が出ません。ちなみに、最短撮影距離を測ったところ本来は80cmのはずが、75cmとなりました。フランジバックの関係であることは明らかですが、詳しくはこちらのHPにてご確認いただくと良いと思います。
ただし、SONY Eマウントであれば、M42-M42の25mm-55mmヘリコイドアダプターに、超薄型のM42-NEXマウントアダプターを付けると無限遠を出すことができます。
持ち出すには耐え難い重さのあるレンズですが、苦労するだけの価値は充分ある画が得られるので、手に入れて欲しいと思う1本です。

Color : Silver MOUNT : ZENIT版M39 焦点距離 : 85mm
開放F値 : F1.5 最大F値 : F22
Filter : 66mm Diameter : 81.9mm length : 89mm weight : 938g (実測値)
最短撮影距離 : 75cm(EF-S/E : 48cm、L/M-S/E : 63cm)(本来は80cm)
絞り羽 : 10枚 構成 : 4群6枚 レンズ構成 : Double Gauss型

このHELIOS-40はZENIT版のM39マウントとなりますが、M39-M42のアダプターリングに変換すると、ほぼM42マウントとして利用できます。ただし、ZENIT版M39マウントはフランジバックがM42マウントと比較して0.2mmほど短いため無限遠が微妙にでません。
そこで、SONY Eマウントに装着する場合であれば、M42-M42の25mm-55mmヘリコイドアダプターに、超薄型のM42-NEXマウントアダプターを付けると無限遠を出すことができます。ヘリコイド付きのマウントアダプターとなるので、無限遠からマクロ域の撮影まで可能となります。

※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的に所有しているデジタルカメラ(α7RII、α6500、X-E3、EOS-5DII、PEN-F、Q-S1)による使用感であり、商品の品質を保証するものではありません。マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。上記機種等以外での利用についてはわかりかねます。

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