今回紹介させていただくのは、オリンパスのハーフサイズフィルムカメラであるペンFTです。
当カメラは35mm版のフィルムを利用して撮影するが、通常1枚の写真がフィルムにおさまるところに2枚分(下図参照)の写真がおさまるようになっている。つまり、36枚撮のフィルムだと72枚撮れることになる。
ただし、下図を見てわかるように普通に撮影すると、縦置きの写真になります。横置きの写真を撮りたい場合は、PEN-FTを縦に構えて撮る必要があることを忘れないようにしなければいけません。
とはいえ、ブラックのボディは所有欲も満たされ、シャッター音は少し大きめではあるもののしっかりと作られたペンは是非とも一度は手に入れていただきたいカメラです。
PEN FTの最速シャッタースピードは1/500となるため、基本的には街中でスナップ写真(晴れの日であれば、ISO100・F11・1/125辺り)をパシャパシャ撮るのに向いると思います。
フィルムスキャナーでデジタル化ができる環境の場合(当方ではPlustek OpticFilm 8200i Ai + Silver Fast9)は、下記のように簡単に組写真っぽく表現することもできます。
メーカー:OLYMPUS
カメラ名:PEN-FT Black
形式:ハーフサイズ一眼レフレックスカメラ
レンズマウント:PEN-Fマウント
測光方式:TTL平均測光 ISO感度ASA25~400
フォーカシングスクリーン:交換不可
倍率:0.8倍
シャッター形式:機械式チタン幕ロータリー式フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度:B、1秒〜1/500秒
巻上レバー:(巻き上げ角)150度,(予備角)13度
使用電池:MR9水銀電池
外形寸法(幅)108.0mm、(高さ)50.0mm、(奥行)32.0mm、(質量)478g (実測)
発売時期 1966年
写真を掲載しているOMレンズを付けるためのマウントアダプターについては、またの機会に紹介したいと思います。
機械式シャッターを採用している一眼レフのフィルムカメラには使い込めば使い込むほど味の出るレザー製のストラップが似合いますね。
最近は、カメラも多く所有してくると、ストラップをカメラの数だけそろえるのはもったいないので、マウントスクリューに取り付けるタイプのストラップも使っています。1回の撮影に何台もカメラを持ち出すことはできないですからね。撮影対象や気分によってマウントスクリューにストラップを付け替えて持ち出せます。
三四郎が利用しているのは、BLACKRAPIDのCross Shot Breatheです。利用しているとねじが緩んでカメラを落としてしまうという声も聞きますが、都度利用する際に付け替えるため、一度も落としたことはありません。
※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的な使用感であり、商品の品質を保証するものではありません。マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。上記機種等以外での利用についてはわかりかねます。
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