今回、紹介させていただくのは、ミノルタのSRT101です。
かの報道写真家のユージン・スミス氏が来日した際、スミス氏のライカ一式が盗難にあったときにミノルタが、ユージン・スミスに提供したらしい。その時の撮影でミノルタを気に入り、その後はSRT101も愛用したとのことである。
ミノルタといえば、ロッコールレンズであり、かつてはライカとも提携をしたこともあるカメラメーカーである。かくいう私も。鷹の目ロッコールをフィルムカメラで利用したいと思い、手に入れたカメラである。
当該カメラは、非常にずっしりとした鉄の塊のような重いカメラです。そのため女性が利用するには少し大変かもしれませんが、その分安定感はあるように思います。機械式シャッターでもあるため、メンテナンスさえしっかりとすれば長く使えるカメラです。
しかし、最高シャッタースピードは1/1000秒のため、開放での撮影の際は注意が必要ですね。
メーカー:MINOLTA
カメラ名:SR-T101(ブラックボディ)
形式:一眼レフレックスカメラ
レンズマウント:SRマウント
測光方式: TTL開放測光(CdS受光素子使用)
測光範囲:EV3~17(ISO100・F1.4)
ISO感度ISO6~6400
ファインダー形式:アイレベル固定式
視野率:0.95 倍率:0.9倍
シャッター形式:機械式金属幕横走りフォーカルプレーンシャッター
シャッター速度:B、1秒〜1/1000秒
使用電池:MR9水銀電池
外形寸法(幅)145mm、(高さ)94.5mm、(奥行)47.5mm、(質量)705g
発売時期1966年
当該カメラで使用する電池はMR9水銀電池になりますが、今では水銀電池は販売されておりません。しかし、関東カメラサービスの水銀電池アダプターを利用することで、露出計も概ね正常な動作で楽しめます。
シャッタースピードの最高速がさほど早くないフィルムカメラで開放撮影を楽しみたい方には、NDフィルターは必須アイテムです。
三四郎が良く使っているのは、可変式のNDフィルターです。ただし、可変式NDフィルターの場合は正確な減光率が把握できないためカメラの露出計でTTL測光する必要があります。
最近は、カメラも多く所有してくると、ストラップをカメラの数だけそろえるのは勿体ないので、マウントスクリューに取り付けるタイプのストラップも使っています。1回の撮影に何台もカメラを持ち出すことはできないですからね。撮影対象や気分によってマウントスクリューにストラップを付け替えて持ち出せます。
三四郎が利用しているのは、BLACKRAPIDのCross Shot Breatheです。ずっとつけっぱなしで利用しているとねじが緩んでカメラを落としてしまうという声も聞きますが、都度利用する際に付け替えるため、一度も落としたことはありません。
※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的な使用感であり、商品の品質を保証するものではありません。マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。上記機種等以外での利用についてはわかりかねます。
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