今回紹介させていただくのは、日本光学(現ニコン)のニッコールP.C. 10.5cm F2.5です。
当該レンズは、ニッコール千夜一夜物語-第四十五夜でも取り上げられているレンズとなります。ポートレートや草花の接写に適した設計としているようで、開放から使いたくなり、解像館やコントラスト、階調からか色気さえ感じられるような描写に思います。
マウントアダプターには、NIKKOR-S.C 5cm F1.4でも紹介しましたが、Amedeo Nikon S(外爪・内爪兼用)-L/Mをブリコラージュ工房NOCTO(ノクト)にて購入したものを利用しています。ライカM4やCL(フィルム)に距離計にも連動して使うこともできますが、ブライトフレーム枠は50mmのみの表示となります。高いマウントアダプターではありますが、当該レンズは生産量も多かったようで魅力的ながらも比較的安価であることからも、お勧めしたい1本です。
Color : Zebra MOUNT : NIKON C 焦点距離 : 105mm
開放F値 : F2.5 最大F値 : F32
Filter : 52mm Diameter : 61.1mm length : 76.6mm weight : 526g (実測値)
最短撮影距離 : 120cm(L/M-S/E : 95cm)
絞り羽 : 10枚 構成 : 3群5枚 レンズ構成 : Sonnar型
NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5はNikon Sマウントとなりなすのでフランジバックの関係でEFマウントへの変換はできません。各ミラーレスマウントへはブリコラージュ工房NOCTO(ノクト)にて購入したAmedeo Nikon S(外爪・内爪兼用)-L/Mをアダプターを介し、さらにL/Mアダプター経由で接続することになります。もちろん、ライカのカメラであれば接続可能です。
いつものようにヘリコイド付きL/Mマウントアダプターで接続してもほとんど寄ることはできませんがもう少し寄りたいときに重宝します。
※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的に所有しているデジタルカメラ(α7RII、X-E3、PEN-F、Q-S1)による使用感であり、商品の品質を保証するものではありません。マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。上記機種等以外での利用についてはわかりかねます。
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