今回紹介させていただくのは、ニコンのフィルムカメラであるNew FM2です。
当該カメラは絞り優先AEやシャッタースピード優先AE、プログラムAEがないフルマニュアルのフィルムカメラでありながら、初心者にもお勧めという記事をよく目にしますが、全くの初心者には無理だと思います。少なくとも露出の概念を理解していないと難しいと思います。一方、写真学校でよく使われるともいわれていますが、写真学校に行くくらいの方であれば、少なくとも露出については理解されているからだと思われます。
とはいえ露出計は内蔵されていますので、絞り値とシャッタースピードを合わせていくと露出の状態がファインダー内で確認できるため失敗も少なく、また機械式シャッターであるため、電池が切れても(露出計は使えないものの)写真は撮れるカメラとなります。絞りとシャッタスピードの関係性をしっかりと意識していると、普段歩いているときでも露出の感覚が磨かれるように思います。
しかも、シャッタスピードは機械式シャッターでありながらも1/4000秒まで対応しているため、積極的に開放での撮影が楽しめます。よくも悪くも真面目な写りをするニッコールレンズを使えるので、フィルムカメラでの撮影を覚えるのにはお勧めできるとっても良いカメラです。
メーカー:Nikon
カメラ名:New FM2
形式:一眼レフレックスカメラ
レンズマウント:Nikon Fマウント
測光方式:TTL開放中央重点測光 SPD受光素子使用ISO感度ASA12~6400
フォーカシングスクリーン:交換可能
視野率:93% 倍率:0.86倍
フラッシュシンクロ:X接点
シャッター形式:縦走り金属幕フォーカルプレーンシャッター・機械式
シャッター速度:B、1秒〜1/4000秒シンクロ速度1/250秒
巻上レバー:(巻き上げ角)135度度,(予備角)30度度
使用電池:LR44またはSR44型銀電池×2
外形寸法(幅)142.5mm、(高さ)90mm、(奥行)60mm、(質量)540g
発売時期 1984年
機械式シャッターを採用している一眼レフのフィルムカメラには使い込めば使い込むほど味の出るレザー製のストラップが似合いますね。
最近は、カメラも多く所有してくると、ストラップをカメラの数だけそろえるのは勿体ないので、マウントスクリューに取り付けるタイプのストラップも使っています。1回の撮影に何台もカメラを持ち出すことはできないですからね。撮影対象や気分によってマウントスクリューにストラップを付け替えて持ち出せます。
三四郎が利用しているのは、BLACKRAPIDのCross Shot Breatheです。ずっとつけっぱなしで利用しているとねじが緩んでカメラを落としてしまうという声も聞きますが、都度利用する際に付け替えるため、一度も落としたことはありません。
※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的な使用感であり、商品の品質を保証するものではありません。マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。上記機種等以外での利用についてはわかりかねます。
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