今回紹介するのはシュナイダーのシネ・クセノン 50mm F2です。
Cine-XenonといえばArriflexマウントの方が有名だと思いますが、当レンズはCマウントです。
このCマウントの黒銅鏡のCine-Xenonは魅力的なギミックがあり、絞りリングを回すと被写界深度が色分けされるようになるのでお気に入りの1本です。
参考写真はGX7にて撮影しましたが、いつものようにRAW画像からLightroomで調整なしのjpg書き出しをしていますがこってりとした色合いがでてくるのでこのあたりもお気に入りといえます。
Color : Zebra MOUNT : C
焦点距離 : 50mm 開放F値 : F2 最大F値 : F22
Filter : 31.5mm Diameter : 39.5mm length : 63mm weight : 169g(実測値)
最短撮影距離 : 68cm 絞り羽 : 6枚
当Cine-Xenon 2/50はCマウントであるため、ミラーレス専用のレンズになります。Cマウントのフランジバックは17.53mmですが、αEマウント(18mm)、m4/3マウント(19.3mm)、FUJI Xマウント(17.7mm)では普通に考えると付けることは難しいのですがマウントアダプターの形状を撮像素子側に凹ませることで接続できるようになっています。そのため、銅鏡が太いものや後玉が相当出ているものは接続できませんが当レンズではOKです。もちろんQマウント(9.2mm)には問題なく接続可能です。
ただし、APS-C、FULLサイズでは完全にケラレてしまい、のぞき穴から撮影した画となってしまいます。
Cマウントのイメージは10.3mm×7.5mmであり、Nikon1(13.2mm×8.8mm)にベストマッチとなりますがNikonはレンズを売ることしか考えていないのかNikon製のものでないと内蔵露光計が働かないため完全にマニュアル撮影しかできないようです。m4/3(17.3mm×13.8mm)でもケラレなく利用(参考写真はGX7でのものです)できるので、もっぱら当レンズではGX7やGF7で利用しています。Q-S1(7.6mm×5.7mm)でももちろん問題なく撮影できます。
一方、α6500では超解像ズームという機能があり、これを使えばCマウントレンズでも十分実用可能となります。どのくらいのケラレ具合になるのかも参考までに載せておきます。
画像サイズLで1.0倍(APS-C相当)だとのぞき穴状態です。1.4倍(m4/3相当)だと周辺減光がある描写となってきます。そして1.8倍(Nikon1相当)だと十分実用可能な状態かと思います。
※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的に所有しているデジタルカメラ(α7RII、α6500、X-E3、EOS-5DII、DMC-GX7、Q-S1)による使用感であり、商品の品質を保証するものではありません。マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。上記機種等以外での利用についてはわかりかねます。
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