今回紹介するのはアンジェニュー 25mm F0.95 Type M2です。
当レンズ銘で有名なのはCマウントのシネレンズですが、Arriflex Standardマウントになります。F値が0.95と人の目とほぼ同じ明るさ(人間の目はF1.0相当であるらしいです)を持つレンズです。25mmの焦点距離ながらも望遠レンズかと思うような長さですが、とっても魅力的な描写をしてくれます。
16mm用シネレンズのためAPS-Cではケラレが酷いのですが、m4/3では若干のケラレはありますが写し出される画と周辺減光っぽさが幻想的にも感じられる1本です。
Color : Black MOUNT : Arriflex
焦点距離 : 25mm 開放F値 : F0.95 最大F値 : F22
Filter : 50.5mm Diameter : 52mm length : 81mm weight : 372g(実測値)
最短撮影距離 : 56cm(L/M-m4/3 : 18cm) 絞り羽 : 8枚
当レンズはArriflexマウントであるため、まずはL/Mマウントへ変換したのち、各ミラーレスへと接続します。ただし、Arriflexマウントはマイナーなマウントのためか、amazonでは、L/Mマウントのアダプターは見つかりませんでした。ArriflexーL/MマウントアダプターはHAWKSFACTORYのものを利用していますが、なかなか癖のあるつけ方となります。SONY Eマウントやm4/3マウントへ変換できるものはいくつかありますが三四郎は使用したことがないため、コメントは控えさせていただきます。
そもそも当レンズの焦点距離は25mmと短いため、m4/3のヘリコイド付きのL/Mアダプターのみでも18cmまで寄ることができます。十分マクロ撮影が可能です。
ただし、当レンズは16mm用シネレンズであるためAPS-C、FULLサイズでは完全にケラレてしまい、のぞき穴から撮影した画となってしまいます。
16mm用シネレンズのイメージは10.3mm×7.5mmであり、Nikon1(13.2mm×8.8mm)にベストマッチとなりますがNikonはレンズを売ることしか考えていないのかNikon製のものでないと内蔵露光計が働かないため完全にマニュアル撮影しかできません。
m4/3(17.3mm×13.8mm)でもほぼケラレなく利用(参考写真はGX7でのものです)できるので、もっぱら当レンズではGX7やGF7で利用しています。Q-S1(7.6mm×5.7mm)でももちろん問題なく撮影できます。
一方、α6500では超解像ズームという機能があり、これを使えばCマウントレンズでも十分実用可能となります。どのくらいのケラレ具合になるのかも参考までに載せておきます。白い壁を撮影しましたが照明の関係もあり少し色が変なのはご容赦ください。
画像サイズLで1.0倍(APS-C相当)だとのぞき穴状態です。1.4倍(m4/3相当)だと周辺減光的な描写となってきます。そして1.8倍(Nikon1相当)だと十分実用可能な状態かと思います。
※当ブログで紹介しているものはあくまでも個人的に所有しているデジタルカメラ(α7RII、α6500、X-E3、EOS-5DII、DMC-GX7、Q-S1)による使用感であり、商品の品質を保証するものではありません。マウントアダプター等を利用する場合はご自身の責任においてご判断ください。上記機種等以外での利用についてはわかりかねます。
コメント